ワークショップデザイン・ファシリテーションを仕事に役立てる3つのスケール

: Posted by Yuki Anzai at June 22, 2017

先日、これまで何度も安斎のワークショップにご参加くださっている方と情報交換させていただく機会があったのですが、「ワークショップデザインやファシリテーションのエッセンスは、ワークショップではない場面でも活用することができる」というご指摘をいただき、なるほど、と思いました。確かに、ワークショップの熟練者もよく「”ワークショップ的”にものごとを考える」だとか「これもある種のファシリテーションだ」などと、ワークショップデザインのエッセンスを拡大解釈しながらワークショップ以外の場面に転用しているケースが非常に多いと感じます。
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共感ではなく哲学から始める:商品開発におけるワークショップデザイン論

: Posted by Yuki Anzai at June 19, 2017

年々、ワークショップを活用した企業の商品開発の案件が増え、現在もリアルタイムでいくつかのプロジェクトが動いています。複数回のワークショップを主軸にしながらも、ユーザー調査(定性・定量・ミックス法)や事例調査などを組み合わせながら、数ヶ月〜1年ほどかけて、外部パートナーとコラボレーションしながら最終的なデザインアウトプットまで落とし込んでいきます。
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ファシリテーターのインタラクティブな情報伝達

: Posted by Yuki Anzai at May 24, 2017

最近は、経験豊富な熟練したファシリテーターと、経験の浅い初心者ファシリテーターのふるまいの違いについて調査・考察しています。熟練したファシリテーターは、多くの人が思い浮かべる通り、参加者とのインタラクションを重視します。一方的に情報を伝達するのではなく、ときに参加者に問いかけたり、話題を振りながら、意見を拾い上げながらプログラムを進行します。

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ファシリテーターの時間認識とデザイン感覚

: Posted by Yuki Anzai at May 14, 2017

数年前に比べて企業内でもワークショップを実践する人が増え、大学だけでなく、社内研修としてワークショップデザインやファシリテーションを教えさせていただく機会が増えてきました。経験年数の少ない初心者に共通して教えにくいと感じる項目の一つに「時間の認識」があります。言い換えれば「貴重な時間を大切に使う」という意識が薄く、プログラム設計上、もったいない時間の使い方をしてしまうのです。
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“筋トレ的”な学びの場のデザイン

, : Posted by Yuki Anzai at March 12, 2017

秋学期は授業を回すのが手一杯で、半年ほど一般向けの公開ワークショップをお休みしていましたが、春休みということで、3月4日に「ワークショップデザイン入門」を久しぶりに実施しました。

 


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「悪い問い」の効用

: Posted by Yuki Anzai at January 3, 2016

これまで述べ250名を超える方々に「問いのデザイン」に関する研究会にご参加いただき、議論を重ねてきました。「ワークショップにおける”良い問い”とはどのような問いだろうか?」という素朴な問いから、参加者の皆さんにそれぞれが考える「ワークショップにおける良い問いの条件」「悪い条件」について尋ね、ひとつずつ付箋紙に書き出してもらうワークを続けてきました。
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2015年によく読まれていたワークショップデザイン関連記事

: Posted by Yuki Anzai at December 30, 2015

2015年は(1)博士論文を書き上げて博士号を取得したこと、(2)NTTドコモと共同で多層型オンラインワークショップシステムを開発したこと、(3)研究会を重ねて問いのデザイン論について深めてきたこと、が主な取り組みでした。2016年は『問いをデザインする(仮)』を無事に出版し、「問い」「遊び」というキーワードを理論的かつ実践的に接合させながら、ワークショップデザイン論をもう一段深めていきたいと考えています。論文も書きます!

 

さて、1年の締めに、今年よく読まれていたワークショップデザインの関連記事をまとめておきます。
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問いを”因数分解”する

: Posted by Yuki Anzai at November 9, 2015

新著『問いをデザインする』の出版に向けて、ワークショップにおける問いの生成と評価の方法について検討しています。以前に公開した記事「ワークショップにおける良い問いの評価とそのタイミング」では、ワークショップにおける問いを長期的な問題解決の過程に位置付けることで、”良い問い”の条件は効果を期待するタイムスパンによって変わるということを確認しました。
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ワークショップにおける「良い問い」の評価とそのタイミング

: Posted by Yuki Anzai at August 8, 2015

来春に出版を予定している新著『問いをデザインする(仮)』(学芸出版社・塩瀬隆之先生と共著)の執筆に向けて、不定期で研究会を実施しながら、考察を深めています。良い問いを設定することは、ワークショップのデザインにおいて中心的な作業ですから、そこにシンプルに斬り込んだつもりだったのですが、これが思った以上に複雑な要素が絡みあっており、体系化しがいのあるテーマだと感じています。
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学習と活動をひねって結ぶ

: Posted by Yuki Anzai at August 5, 2015

ワークショップを企画するときに最も苦労するのはコンセプトのデザインであり、言い換えれば「活動目標(何を創るのか)」と「学習目標(何を学ぶのか)」を結びつける作業です。書籍『ワークショップデザイン論』では、「参加者にとって日常に意味をもたらす学習目標」と、「普段は取り組まないような非日常的な活動目標」を、相互に結びつけることを提案し、その手順について解説しています。ここで重要なことは、感覚的には「学習と活動を”ひねって”結ぶ」ことなのですが、大学の授業などで初心者にワークショップデザイン論を解説する際に、この「ひねる」という考え方がなかなか伝わりにくいと感じています。

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高校生による対話型美術鑑賞から学ぶ、ファシリテーションの態度と方略

: Posted by Yuki Anzai at July 30, 2015

先日、滋賀県立近代美術館で行われていた全国の美術系の高校生が集まる総合文化祭を見学してきました。高校生たちの力作が多数出展されており、それらも見ごたえがあったのですが、目玉は高校生による高校生のための「対話型美術鑑賞」の実践でした。

 

昨年からトレーニングを受けてきたナビゲーター役の高校生たちのファシリテートのもと、4〜500人の参加者が、30グループくらいにわかれて、美術館のあちこちで同時に鑑賞を行っていたので、とても迫力がありました。見学をしながら僕自身も鑑賞を楽しめたのですが、学びの場づくりのファシリテーションの観点からもいくつか発見がありました。

 

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プロジェクト型学習における真正性とファシリテーション

: Posted by Yuki Anzai at July 2, 2015

少し前の話になりますが、森玲奈さんが主催する研究会「EduLabMeeting」にて、「創造的なプロジェクト型学習を支援するファシリテーションの在り方」というタイトルで話題提供をさせていただきました。

 

安斎はプロジェクト型学習(Project-based Learning)の専門家ではありませんが、プロジェクト型学習の授業デザインはワークショップデザインと通ずるところがありますし(もちろん明確な相違もあります)、大学でワークショップデザインについて教える授業をする場合、必然的にプロジェクト型学習の形式を取らざるを得ません。そこで、この機会にこれまでの授業実践を振り返り、いくつか問題意識について、お話をさせていただきました。同じく登壇された成瀬尚志先生(京都光華女子大学短期大学部)の事例や当日の議論も踏まえ、備忘録的に論点をまとめておきます。
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よく読まれているワークショップデザイン関連の過去記事

: Posted by Yuki Anzai at May 26, 2015

外部で集中講義や講演をする機会が増え、ワークショップデザインやファシリテーションに関して参考になる記事を教えて欲しいという質問を受けることが増えました。まとまった事例や理論はワークショップデザインの方法と理論を記した『ワークショップデザイン論-創ることで学ぶ』と、企業や地域の課題解決への応用事例を解説した『協創の場のデザイン-ワークショップで企業と地域が変わる』をご参照いただければと思いますが、ブログをスマートフォン対応にしたこともあり、これまでのブログ記事の中でよく読まれているものをまとめました。
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ワークショップで絶対に失敗しないファシリテーションの方法

: Posted by Yuki Anzai at April 19, 2015

最もよく受ける質問のひとつに「これまでのワークショップで失敗したことはあるか?」「もし失敗した場合はどのように対処するのか?」といったものがあります。ノンフォーマルに実施する場合はもちろん、特に企業や地域から大きな予算をいただいてワークショップを実施する場合には、成果に対する責任の重さから、企画段階から運営の最中まで失敗に対する不安がつきまといます。
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授業やイベントにグループワークを導入する際に最低限気をつけたいこと

: Posted by Yuki Anzai at April 15, 2015

ワークショップに限らず、授業やイベントなどでいわゆる「グループワーク」を導入するケースは増えています。効果的に環境とプログラムがデザインされている場合もあれば、大きなテーマだけを与えて「さあ、自由に話し合ってください!」と丸投げするような、乱暴なファシリテーションもよく見かけます。大学でアクティブラーニングが流行する背後では、うまく設計されていない授業に参加したことで、グループワークに苦手意識を持ってしまう学生も多いと聞きます。細部の学習環境まで作り込む余裕がない場合であっても、最低限気をつけておきたいポイントについてまとめました。
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遊び論から考えるワークショップのデザインパターン

: Posted by Yuki Anzai at April 8, 2015

昨年度に引き続き、今年度も藝術学舎(京都造形芸術大学x東北芸術工科大学)にてワークショップデザイン論を学ぶ集中講義を担当させていただきました。ワークショップに理論的解説を加える際にはデューイやヴィゴツキーを引く場合が多いのですが、この授業ではホイジンガの『ホモ・ルーデンス』の遊び論を参考理論として紹介しています。
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反転学習とワークショップデザイン

: Posted by Yuki Anzai at May 30, 2014

長らくブログを更新していませんでした。報告すべきことはたくさんあるのですが、2014年4月1日より東京大学大学院 情報学環 特任助教に着任し、「FLIT(反転学習社会連携講座)」というプロジェクトのメンバーとして、NTTドコモと連携しながら「MOOCと反転学習」に関する共同研究を進めています。
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イベントの集客(告知・宣伝)を成功させる方法

: Posted by Yuki Anzai at December 21, 2013

ワークショップ、カフェイベント、シンポジウム、パーティ、勉強会、などなど。学びの場の運営が民主化され、さまざまな領域で実践が拡がり、イベントの告知情報を見かけない日はないほどです。   しかしながら、せっかく良い場作りを企画していても、その価値がうまく伝えられずに「集客」の段階で失敗し、参加者が十分に集まらない、というケースもよく見かけます。参加者が十分に集められないと、十分な収益が確保出来ないだけでなく、参加者同士の交流を前提としていた場合には、イベントのクオリティを担保できません。

 

広報は常に悩みの種ですが、これまでの経験から、参加者を集める上で意識しておきたい「告知・宣伝の方法」について思いつくポイントを並べてみました。

 

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創るためには学ばなければならない:イノベーションワークショップの誤解

: Posted by Yuki Anzai at August 4, 2013

商品やサービスの開発、新規事業開発など、いわゆるイノベーションのための手法としてワークショップが活用される場面が増えています。こうした「創るためのワークショップ」は、「学ぶためのワークショップ」とは切り離されて考えられている場合が多いですが、個人的にはアイデアの創発を目的としているときこそ学習の観点からプログラムをデザインすべきだと感じています。
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集団の手柄は自分の手柄?:コラボレーションにおける誤解の効用

: Posted by Yuki Anzai at February 1, 2013

グループで話し合いをしながら一つのアウトプットをつくるタイプのワークショップの場合、複数のメンバーのアイデアの積み重ねによってアウトプットが編み上げられていきます。創造的なアウトプットをつくりあげる過程は、話し合いを仕切る人、アイデアを拡げる人、批判的に吟味・検討する人、複数のアイデアを一つに収束させる人など、さまざまな貢献の連鎖によって成り立ちます。
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ユーザー調査の方法としてのワークショップ

: Posted by Yuki Anzai at January 29, 2013

前回の記事で、ワークショップが課題解決のためのアプローチとしても有効であることについて書きました。直接的な課題解決とは少し性格が異なりますが、ユーザーを知るための調査方法としてワークショップを活用する場合があります。
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ワークショップによる課題解決:既存の認識を揺さぶり、新たな認識をつくりだす

: Posted by Yuki Anzai at January 24, 2013

ワークショップは、学びの場作りの手法としても役立ちますが、社会的な課題解決のアプローチとしても効果的です。実際に、商品開発、組織開発、デザイン、まちづくり、調査など、さまざまな場面でワークショップが活用されています。これまで、ワークショップそのもののデザイン方法について研究をしてきましたが、ワークショップが具体的にどのような課題に対してどのように活用可能なのかについても、もう少し整理していく必要性を感じています。
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2012年でアクセス数の多かったワークショップ関連の記事

: Posted by Yuki Anzai at January 23, 2013

気付けば、年があけてから1度もブログを更新していませんでしたので、微妙なタイミングではありますが、まずは2012年の振り返りから。2012年は、ワークショップデザインに焦点を当てたブログ記事をわりと頻繁に更新していた気がします。みてみると「こんなの書いたっけ?」とか「自分でも実践出来ていないなぁ」と感じる記事がいくつもありましたので、自分のリフレクションもかねて読み直してみました。今回の記事では、特にアクセス数の多かった7つの記事を紹介します。
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「当たり前」を問い直し、解像度を高める。

: Posted by Yuki Anzai at December 11, 2012

ワークショップが扱うことを得意とする学びのタイプは以前の記事でもいくつかご紹介しましたが、その中の一つに、無自覚に「当たり前」だと思っていたものの見方を問い直し、より理解を深めたり、新しい視点を獲得するようなタイプの学びがあります。

 


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研修とワークショップの違い

: Posted by Yuki Anzai at October 22, 2012

最近、よく企業の方から「研修とワークショップは何が違うのか?」という質問をいただきます。あるいは、同じ”ワークショップ”という言葉を使っていても、聞いてみると「グループワークを取り入れた研修」であるケースも多いです。ここで、僕が考える研修とワークショップの相違点について書いておきたいと思います。(以下で論じるワークショップは、企業で実施するものを想定しています)
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ユーザー参加型の学習環境デザイン

, : Posted by Yuki Anzai at October 10, 2012

筑波大学附属駒場中高の澤田先生からのご依頼で、「図書館デザインコンテスト」というプロジェクトのお手伝いをさせて頂きました。このプロジェクトは、筑駒の新図書館の構想を生徒自身に考えてもらい、コンペ形式でリニューアル案を決定するという試みです。専門家の講演や、他校の図書館見学なども含んだ半年間におよぶプロジェクトで、デザイナーの矢代恵一さん、建築家の久保和樹さんが、澤田先生と協力しながら全体の企画と運営をなさっています。安斎は、初回の図書館のコンセプトメイクのための創発型ワークショップを担当させて頂きました。
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無関係なものをつなげて新たな意味を生み出す

, : Posted by Yuki Anzai at October 7, 2012

よく「初めてやったワークショップは?」と聴かれることがあります。ワークショップをやり始めた5年前の当初は、海外の既存のプログラムを参照しながら活用したり、ネタを持っている人と連携しながらやったりしていたので記憶が曖昧なのですが、初めて一人でゼロから企画したワークショップは「着想ゲーム」というシンプルなワークショップでした。着想ゲームは、2枚の写真さえあればどこでも簡単に遊ぶことができます。例えば、以下の写真をご覧ください。
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発見が生まれるワークショップのデザイン

: Posted by Yuki Anzai at October 3, 2012

本日、greenz.jpにインタビュー記事を掲載して頂きました。どのような方法でワークショップを研究しているか、良いワークショップの条件、活動の背景にある高校時代、大学時代のエピソードまで、掘り下げて取材して頂きよい振り返りの機会になりました。

 

いいワークショップってなに?「Ba Design Workshop」の安斎勇樹さんに聞いてみました!|greenz.jp グリーンズ
http://greenz.jp/2012/10/03/anzai_workshop/
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自分のワークショップをつくる

: Posted by Yuki Anzai at September 30, 2012

アート、デザイン、教育、まちづくり、医療など、様々な領域でワークショップが拡がっていますが、個人的には、領域に限らずフリーランスのクリエイター、スタートアップベンチャーの経営者、大学院生や研究者など、「個人の力で活動することを志向している人たち」こそワークショップをもっと活用できるのではないかと考えています。上記のような独立志向の人に限らず、興味関心が明確な学生や社会人の方も同様ですね。
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うまくいかないワークショップの特徴

: Posted by Yuki Anzai at September 24, 2012

昨年度に引き続き、山内先生のお手伝いで早稲田大学大学院での集中講義「ワークショップデザイン特論」を担当させていただきました。今年度は執筆中の『ワークショップデザイン論 – 創ることで学ぶ』の内容を大幅に反映し、企画の手続きを明示したおかげか、比較的スムーズに企画を進めてもらえた気がします。最終的に個性溢れる面白いワークショップが完成したので、以下に紹介します。
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良いワークショップとは何か

: Posted by Yuki Anzai at September 5, 2012

来年出版予定の『ワークショップデザイン論-創ることで学ぶ』の執筆も順調に進んでおり、全体の8割くらいの初稿が出来てきました。安斎は、全6章のうち「2章 ワークショップを企画する」「3章 ワークショップを運営する」を担当しています。現在はワークショップを企画する上で意識すべき要件についてまとめているところなのですが、書いていて頭を悩ませたのは、「良いワークショップの要件とは何か?」という問いです。
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リソースが集まるエコシステムを構築する

: Posted by Yuki Anzai at August 31, 2012

先日、ゼロイチというウェブマガジンにインタビュー記事を掲載して頂きました。”学生”として取材して頂いたのですが、予想通り「お前はもう学生じゃねえだろ」と方々からツッコミを頂きました。一応、まだ大学に学費を払っているので、学生最後の思い出ということでお許しください(笑)

 

▼学びと創造の場のクリエイター|ゼロイチ

http://0ichi.velvet.jp/creator/anzaiyuki
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ワークショップと講義はどちらが優れているのか

: Posted by Yuki Anzai at July 24, 2012

ワークショップが教育や学習の文脈で語られるとき、よく「一斉講義のような知識伝達の方法ではない」ということが強調されます。それは全くその通りで、ワークショップは参加者同士がかかわりあいながら、何かを創りだすことで学ぶ活動ですから、一方的な講義だけで構成されている形式はワークショップとはいえないでしょう。
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休憩を取るタイミング

: Posted by Yuki Anzai at July 11, 2012

仕事の進め方がうまい人は、休憩の取り方がうまいなぁとよく感じます。さらにいえば、複数の仕事を抱えながらも、それぞれの切り替え方や、寝かせ方、自分自身の手の休ませ方が、まるでジャグリングのように巧みであると感じます。一方で、仕事が進まなくて悩んでいる人の話を聴くと、とにかく一つのことをダラダラと長時間かけてやっていて、その割にたいして進まず、締め切りに追われて休みが取れないから疲れも取れず、次の日の生産性も悪循環的に落ちていく…というのはよくある話です。企画や研究の質は「どれだけ時間をかけたか」がモノを言いますが、それは創造にどれだけ頭を使ったかが大事という意味であり、1時間で終わる仕事を休みも取らずに2時間も3時間もかけてやっていては仕方がありません。
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「役に立たないこと」への没入

: Posted by Yuki Anzai at June 20, 2012

博士課程に進学し、研究と社会との接続をより意識するようになりました。修士研究では自分の興味関心に赴くままに好きなことを好きなようにやらせてもらいましたが、博士課程に進学してからは、修士論文をどの学会に投稿するか?論文の宛先は誰なのか?社会的なステークホルダーは誰なのか?研究者としてどのような形で社会に価値を生み出せるのか?そんな問いを意識し、実践と研究を戦略的に連携させながら活動をするようにしています。
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ワークショップにおける「入り口」のデザイン

: Posted by Yuki Anzai at May 26, 2012

ワークショップのプログラムをデザインする上で課題設定や活動構成が重要であることは言うまでもありませんが、意外と重要なのがイントロダクションやアイスブレイクなどの「入り口」のデザインです。どんなにメインアクティビティを入念にデザインしてあっても、イントロとアイスブレイクでコケてしまうとどうにもなりません。
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アイデアを生み出す制約とアイデアを殺す制約

: Posted by Yuki Anzai at May 21, 2012

創造的なアイデアを生み出す方法を考える上で、「制約」というのは重要なキーワードになります。創造における制約は、ときにはアイデアを生み出す創発の源泉として、ときにはアイデアの芽を摘む障害として、さまざまな形で影響を与えることがこれまでの研究によって明らかになっています。
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多様性は創造性を生み出すのか

: Posted by Yuki Anzai at May 7, 2012

ワークショップを語る上での一つのキーワードに「多様性」というキーワードがあります。ワークショップは公募で行われるインフォーマルな活動であるため、ある共通の関心を持った多様な属性や年齢の参加者が集まることが多く、その価値観や意見の相違から予期せぬ気づきやアイデアが生まれるケースが多いからでしょう。
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沈黙の価値を認める

: Posted by Yuki Anzai at April 26, 2012

授業や会議においてコラボレーションがいつもうまくいくとは限らず、むしろブレインストーミングは集団だとうまくいかないケースが多いことなどが様々な研究から指摘されています。その原因のうちのひとつが「社会的手抜き(Latane et.al. 1979)」と呼ばれる現象で、要するに「自分がやらなくても他の人が頑張るだろうから、自分は黙っていよう」と考える人が出てくるわけです。
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ワークショップの熟練者への道のり

: Posted by Yuki Anzai at April 20, 2012

先日刊行された金井先生・楠見先生(編)の『実践知 – エキスパートの知性』を早速読みました。膨大な調査研究に支えられているだけあり、とても内容が濃く参考になりました。
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偶然のコミュニケーションを誘発する場のデザイン

: Posted by Yuki Anzai at April 16, 2012

イノベーションの必要性が叫ばれ、あらゆる企業で様々な取り組みがなされてきています。イノベーションはコミュニケーションの連鎖から生まれますが、組織内のコミュニケーションは組織構造とオフィスの空間構成によって規定される部分が多いため、そういう意味で「オフィス空間をどのようにデザインするか」というのは一つの課題になっています。
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人はなぜコラボレーションをするのか

: Posted by Yuki Anzai at April 13, 2012

今年度から、研究ファシリテーター(ゼミ以外で定期的に研究指導をして頂く制度)として、静岡大学の益川弘如先生にお世話になることになりました。益川先生は、主に協調学習場面における理解過程について研究をされている方です。これまでは研究室の先輩でありワークショップの研究者である森玲奈さんに担当して頂いていましたが、博士2年からは外部の方にご指導頂くシステムになったのです。(森さんには引き続き、共同研究者や共著者としてお世話になると思いますが笑)
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批判を楽しめるワークショップのデザイン

: Posted by Yuki Anzai at March 23, 2012

創造性をはじめ、「21世紀型スキル」として育成の重要性が叫ばれている能力はいくつかありますが、「批判的思考能力」もそのうちの一つです。情報量の爆発的増加に伴い、情報の取捨選択や評価に関わる批判的思考の能力は、現代の市民にとって必須の能力であり、最も重要な教育目標の一つであるといわれています。 (more...)

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ワークショップにおける「種まき」のデザイン

: Posted by Yuki Anzai at March 18, 2012

以前書いた記事「ワークショップをデザインするプロセス」で、ベテランがワークショップをデザインする際には「まずコンセプトを固め、プログラムの全体構造を決定し、メインアクティビティから細部のデザインへと段階的にデザインしていく」という手順で進めると説明しました。ここで言うプログラムの全体構造とは、イントロ、アイスブレイク、サブアクティビティ、メインアクティビティ、プレゼンテーション、リフレクションなどのいくつかの活動の連なりを指しています。
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ワークショップはなぜ楽しくなければならないのか

: Posted by Yuki Anzai at March 11, 2012

ワークショップがよく受ける批判に「楽しいだけで終わりがちだよね」という意見があります。授業や研修のような比較的プログラムが統制されているスタイルに比べると、「なんでもあり」にみえて、参加者が楽しんでいる様子が際立ってみえるからでしょうか。
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ワークショップの空間デザイン

: Posted by Yuki Anzai at March 6, 2012

ワークショップデザインと一口にいっても、活動の構成、道具や素材、誰に参加してもらうかなど、デザインしなければいけない要素は様々あります。そうした要素の中でも、ワークショップの活動を展開する土台となる「空間」のデザインはとても重要な要素のひとつです。時間や予算の問題でなかなか労力を割けない部分ではありますが、今回の記事では、ワークショップにおいて有効な空間の活用方法について考えてみたいと思います。
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ワークショップにおける「空白」のデザイン

: Posted by Yuki Anzai at February 23, 2012

ワークショップをやっていると、ワークショップが終わって、閉会した途端に参加者同士の交流が盛り上がるということがあります。場のスイッチがオンからオフに切り替わったように、ワークショップ中とはまた別のリラックスした雰囲気で雑談が盛り上がるのです。そして、その時の会話がなぜかとても面白かったりする。
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ワークショップをデザインするプロセス

: Posted by Yuki Anzai at February 5, 2012

大変ありがたいことに、昨年はワークショップデザインに関する授業を担当させて頂く機会が何度かありました。専修大学の応用演習、早稲田大学のワークショップデザイン特論、勉強会FLEDGEなど、どれも大変良い機会で、僕自身も色々と学ぶところがありました。授業の構成は、(1)ワークショップを実際に参加者として体験してもらい、(2)ワークショップに関する基本的な講義を行い、(3)実際にワークショップの企画・実践を行ってもらう、という構成が多く、今のところこの流れが最も効果的だと感じています。
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創造的になる唯一の方法は独りで居ること、ではない

: Posted by Yuki Anzai at January 14, 2012

先日、フィリップ・スタルク氏の創造性に関する記事がウェブ上で話題になっていました。主に共感を生んでいたのは以下の記述です。
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ワークショップの現場で役に立つ研究

, : Posted by Yuki Anzai at December 29, 2011

今年1年間を振り返ってみて、やはり一番大きく達成感があるのは修士研究をまとめた論文『創発的コラボレーションを促すワークショップデザイン』が日本教育工学雑誌に掲載されたことです。pdfデータは本ポートフォリオサイトのRESEARCHページにアップロードしているので、ご興味があれば是非ご覧下さい(pdfのアイコンをクリックするとダウンロードすることが出来ます)。

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ワークショップデザインにおける「ひねり」

: Posted by Yuki Anzai at December 5, 2011

ワークショップの企画の出発点は色々あります。面白い道具や活動を思いついてしまった時、パートナーとの出会い、解決したい問題意識から、などなど。この中でも、問題意識を出発点としてワークショップを企画する場合によく起こりがちなのは、企画者の想いが強すぎるために、複雑で押し付けがましくてつまらないプランになってしまうという問題です。

 

こういう時にはよく「もっと面白い内容に」「もっと活動をひねって」とアドバイスをすることが多いのですが、それだけではなかなか抜け出すのが難しい問題なようです。ここでいう「ひねる」とは、一言で言えば「ワークショップのねらいと活動内容をズラすこと」なのですが、それについて少し整理して書きたいと思います。
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修士研究で学んだ3つのこと

: Posted by Yuki Anzai at February 11, 2011

ブログ上で報告していませんでしたが、無事1月中旬に修士論文を提出し、2月頭に修士論文審査(兼 博士課程入試)が終わりました。修士研究の内容をざっくり言うと、今後の「創造性教育」の実現を視野に入れながら、新しい学びと創造のスタイルである「ワークショップ」に注目し、ワークショップにおけるグループワークをより創発的にするためのワークショップ・デザイン原則を仮説として提案し、その検証を行いました。

 

さて、修士の2年間を振り返ると、修士1年の間は身体がバラバラになりそうなほど様々なことにトライした「実践の1年」でしたが、修士2年の1年間は「修士研究」にとことん注力した「研究の1年」でした。修士研究から学んだことは多数ありましたが、大きく3点にまとめて記録しておきます。

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研究計画デザインの骨格

: Posted by Yuki Anzai at February 8, 2011

山中俊治著『デザインの骨格』を読みました。山中俊治氏はSuica改札機のデザイン等で有名ですが、この本は山中氏のブログ記事をまとめたものです。
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創造を生むための適切な破壊

: Posted by Yuki Anzai at July 6, 2010

僕が気に入っている研究の1つに、宮崎ら(2005)によるアート作品の協働的な制作過程 : プロのアーティストによる幼稚園でのワークショップの場合という研究があります。
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創造的孤独

: Posted by Yuki Anzai at July 4, 2010

いつか研究したいと思っているテーマとして「クリエイティブな活動における”一人で過ごす時間”の重要性」というのがあります。要するに、何かを生み出す創造的な活動をする上で、他者とコラボレーションしているだけじゃなくて、他者と関わらずに孤独に過ごす時間が必要なのではないか?ということです。
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イベントの集客を成功させる12のヒント

: Posted by Yuki Anzai at March 28, 2010

※改訂版はこちら

 

SNSやTwitterなどのソーシャルメディアが流行する一方で、今まで以上にリアルイベントへの注目が高まっている気がします。特に他者との対面のインタラクションを前提としたワークショップやカフェイベント、交流会などは、オンラインでは生み出せない価値を提供してくれる場として重要ですね。

 

しかしながら、せっかく良い場作りを企画・準備していても、その価値がうまく伝えられずに「集客」の段階で失敗し、当日人が十分に集まらない…というケースもよく見かけます。参加者が十分に集められないと、十分な収益が確保出来ないだけでなく、参加者同士のインタラクションを前提としたイベントの場合はイベントのクオリティそのものが低下してしまいます。

 

集客については僕も毎回頭を悩ませるのですが、これまでの経験から集客するために有効であろう「告知の仕方」について列挙してみました。

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学生プロジェクトの継続を阻む5つの罠

: Posted by Yuki Anzai at February 20, 2010

先日、学生プロジェクトが陥りがちな3つの罠という記事を書いたところ、かなり反響がありました。特に「学生に限らず、これは企業でも陥りがちだ」という声が多かったように思います。調子に乗って続編を書きます(笑)

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学生プロジェクトが陥りがちな3つの罠

: Posted by Yuki Anzai at February 17, 2010

学生起業していた経験があるせいか、学生団体や学生ベンチャーをやっている方から相談を受ける機会があります。まったく偉そうなことは言えないのですが、多くの学生団体に共通している問題や課題があるように感じたのでまとめてみました。

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